「どう生き、どう最期を迎えるか」 誰もが自分で選択できる社会へ。
「患者の傍に立つ勇気さえあれば、道具は何もしらない」
大学時代、ナイチンゲールのこの言葉に胸を熱くしたことが、私の看護師としての原点です。
しかし、医療の現場は常に多重課題に追われる過酷な日々でした。
ライフステージの変化に伴い、キャリアを諦めそうになる葛藤を私自身も身をもって経験しました。
その後、「その人らしさ」を支えるケアを求めて飛び込んだ訪問看護の現場で、私の人生観は大きく変化します。
そこで目にしたのは、病院での最期とは異なる、自然で美しい在宅での看取りでした。
「死」は「生」の延長線上にあり、何気ない日常の中で「どう生きたいか」を主体的に選択することの尊さを実感しました。
一方で、現在の医療現場では深刻な採用難やミスマッチが引き起こす医療職の疲弊・早期離職が後を絶ちません。
また、予防医療の普及が進まず医療者任せになってしまい、病気になってから後悔される方々も数多く目にしてきました。
医療職にとって「このままじゃ続けられない」ではなく、「ここなら、私の未来を選択できる」と感じられる場所を創りたい。
医療者が自らの価値を守り、プロフェッショナルとして挑戦と成長を楽しめる環境を整えること。
そして、一人ひとりが他人任せではなく、自分自身の生き方を考え選択できること。
それこそが日本の医療に好循環を生み出し、持続可能な医療を地域へ届ける鍵になると信じています。
「Well-being(より良く生きる)」と「Well-dying(人生の最期を自分らしく)」
誰もが人生のどの段階にいても自分らしい選択ができる未来を、皆様と共に創り上げてまいります。